QRコード決済

カテゴリ: 決済手段とサービス

QRコード決済(Quick Response Code Payment)は、スマートフォンのアプリ画面に表示された二次元バーコード(QRコード)を利用して決済を行うキャッシュレス手段です。支払いの仕組みには2つの主要な方式があります。一つは「CPM(Consumer Presented Mode)」または「ストアスキャン」方式で、利用者がスマホ画面にQRコードを表示し、店舗側が専用の端末やスキャナーで読み取る方法です。もう一つは「MPM(Merchant Presented Mode)」または「ユーザースキャン」方式で、店舗に提示されたQRコードを利用者がスマホのカメラで読み取り、金額を入力して決済する方法です。MPM方式は店舗側の設備投資が少なく済むため、中小規模の店舗でも導入が進んでいます。

この決済手段は、中国の「Alipay」や「WeChat Pay」の爆発的な普及を契機に世界中に広がりました。日本国内でも「PayPay」、「楽天ペイ」、「d払い」、「au PAY」などが激しいシェア争いを繰り広げ、大規模なポイント還元キャンペーンによって急速にユーザー数を増やしました。多くのQRコード決済アプリは、銀行口座からの直接引き落としやクレジットカード連携、ATMからの現金チャージなど、多様なチャージ方法に対応しています。また、アプリ内にクーポン機能やポイント管理機能が統合されており、決済だけでなくマーケティングプラットフォームとしての側面も強く持っています。政府のキャッシュレス推進施策や統一QRコード規格「JPQR」の導入もあり、今後も利用拡大が見込まれています。